日本語日常会話例文第33話お歳暮を買いに行くところです。動作の進行 —-ところです。

今回こんかいは動作どうさの進行段階しんこうだんかいを表あらわす「—ところです。」という表現ひょうげんについて学習がくしゅうしましょう。

例文れいぶん

TARO

デパートに行いきませんか。

LILY

一緒いっしょに行いきましょうか。ちょうどわたしも出でかけるところです。

TARO

実じつは、お歳暮おせいぼを買かいたいです。

BAOBAO

そうですか。わたしは買かったことがありません。どんな物ものですか。

TARO

じゃあ、駅前えきまえの高島屋たかしまやと名鉄百貨店めいてつひゃっかてんに見みに行こう。

BAOBAO

すみません、ピョリさんから電話でんわが来きました。もしもし、ピョリさん、今いまは太郎たろうくん達たちと家いえを出でたばかりです。今日きょうは会あう時間じかんがないので、また明日あしたね。バイバイ。

TARO

それでは、皆一緒みんないっしょにいきましょう！

【ポイント１】—-ところです。

（意味いみ）動作どうさの進行段階しんこうだんかいを表あらわす
（接続せつぞく）
動詞辞書形どうしじしょけい+ところです
動詞どうしている+ところです
動詞どうした形けい+ところです

「例文れいぶん」
シャワーをあびるところです。
（動作どうさの直前ちょくぜん、まだ浴あびていない、今いまから浴あびる動作どうさが発生はっせいする）
シャワーをあびているところです。
（動作どうさの最中さいちゅう）
シャワーをあびたところです。
（動作どうさの直後ちょくご、動作どうさが完成かんせいした後あと）

【ポイント２】—-ばかりです。

（意味いみ）主観的動作しゅかんてきどうさが完成かんせいしたことを表あらわす
（接続せつぞく） 動詞どうした形けい+ばかりです

「例文れいぶん」
１週間前いっしゅうかんまえに髪かみを切きったばかりです。
今月こんげつ知しり合あったばかりなのに、もう婚約こんやくしました。
去年結婚きょねんけっこんしたばかりなのに、もう離婚りこんします。

「～ところ」と「～ばかり」の違ちがい

➀ 出来できたところの弁当べんとう　×
② 出来できたばかりの弁当べんとう　○
③ 弁当べんとうができたところです。○
④ 弁当べんとうはできたばかりです。○

⇒「～ところ」を用もちいた文ぶんでは動作どうさのほうに視点してんが置おかれているのに対たいして、「～ばかり」を用もちいた文ぶんでは動作どうさに伴ともなう物もの（名詞めいし）のほうに視点してんが置おかれていると言いえるかと思おもわれます。「～ところ」は、動作どうさの前まえ、最中さいちゅう、後あとのどの場面ばめんを取とり上あげているかを主眼しゅがんとする表現ひょうげんです。