伝聞の表現である「—らしいです。」という表現について学習しましょう。
例文

皆さん,修学旅行はどこへ行きますか。

修学旅行は九州へ行くらしいです。

太郎さんは行きたいですか。

九州の長崎はいいところですよ。行きたいですね。

食べ物が美味しい、景色も綺麗です。有名な観光地もたくさん有りますね。

そうです。長崎は江戸時代には国内唯一の貿易港出島を持ち、ヨーロッパから多くの文化が入ってきました。外国からの文化流入の影響や、坂の多い街並みなどから、日本国内の他都市とは違った景観を保持しています。

私は国宝とされている大浦天主堂(おおうらてんしゅどう)に行きたいですね。それは長崎県長崎市にあるカトリックの教会堂で、1865年に建立された日本最古の現存するキリスト教建築物です。

私はやっぱり長崎新地中華街に行ってみたいです。横浜中華街、神戸南京町とともに日本三大中華街と称されていますよ。美味しいものがいっぱい食べられます。

私も食べてみたいです。

はい、じゃあ旅行の準備を始めましょう!
【ポイント1】—らしいです。
(意味)
その根拠が客観的な(自分の判断が少ない)場合に使われます。
(例文)
話し手の観察による表現
(濡れた道を見て)昨日雨が降ったらしいですね。
(店の様子を見て)あの店は流行っているらしいです。
「犬がすごくほえていますよ。散歩に行きたいらしいですよ。」
「晴れらしいです。」
【ポイント2】ニュアンスの違う文
(顔を見て ) 彼は疲れていそうだ。
(顔を見たり、他の人に聞いたりして自分で判断して)彼は疲れているようだ。
(他の人に聞いて推量して) 彼は疲れているらしい。
(顔を見て) あなたは熱がありそうですね。
(触ってみて) あなたは熱があるようですね。
(他の人に聞いて) あなたは熱があるらしいですね。
単語
修学旅行:しゅうがく‐りょこう 児童・生徒が文化・産業などの重要地を実地に見聞して知識や経験を深めるため、教師が引率して行う旅行。
出島:でじま 長崎市の地名。寛永11年(1634)江戸幕府が長崎商人に命じて長崎港内に築かせた4000坪ほどの扇形の小島。初めはポルトガル人を住まわせ、のちに平戸のオランダ商館を移転させた。鎖国時代唯一の貿易地。明治初年に埋め立てられ、現在は市街地の一部。
景観: けい‐かん 風景。景色。特に、すばらしいながめ。「壮大な―」。
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