日本語日常会話例文第44話カラオケ命令表現「～なさい」

今回こんかいは命令表現めいれいひょうげんである「～なさい」という表現ひょうげんについて学習がくしゅうしましょう。

例文

TARO

BAOBAO君くん，次つぎ，歌うたいなさい！

LILY

BAOBAO君くん，歌うたいなさい！

REO

リリィ君くん，自分じぶんより年上としうえのBAOBAO君くんに｢歌うたいなさい｣と言いうのは失礼しつれいですよ。

TARO

そうだね。この場合ばあいは｢歌うたってください｣と言いわないとね。

LILY

はい，わかりました。BAOBAO君くん，すみませんでした。

BAOBAO

大丈夫だいじょうぶですよ。

LILY

日本にほんにいる時とき，日本人にほんじんの男性だんせいが友達ともだちに，｢来こい｣，｢遠慮えんりょするな｣などと言いっているのをよく聞ききました。これは親したしい人に使つかうのですね。

BAOBAO

ええ。でも，女性じょせいはあまり使つかいません。｢来きてください｣，｢遠慮えんりょしないでください｣と言いったほうがいいですよ。

REO

そうですか。それから，野球場やきゅうじょうで女おんなの人ひとが｢頑張がんばれ｣と言いう声こえを聞ききました。

BAOBAO

応援おうえんする時ときによく使つかわれる言葉ことばですね。

【ポイント１】～なさい

動詞どうし「なさる（ラ五）」の命令形めいれいけい》「しろ」「せよ」のやわらげた言い方いいかた。

（例文）

自分じぶんの事ことは自分じぶんでしなさい。

ほら、御覧ごらんなさい。

早はやく食たべなさい

【ポイント２】カラオケ

カラオケは、そもそも音楽業界おんがくぎょうかいの用語ようごで、歌手かしゅの練習れんしゅうやレコーディング時じに使つかうう伴奏ばんそうのみを録音ろくおんしたテープやレコードを、「空からのオーケストラ」の意いで、「カラオケ」とよんだ。それが、1971年せんきゅうひゃくななじゅういちねん（昭和46年しょわよんじゅうろくねん）に神戸市こうべしにおいてバー、スナックの客きゃく向けのカラオケ装置そうちが登場とうじょう、その後ご人気にんきを得えて70年代中ななじゅうねんだいなかごろには全国ぜんこくに普及ふきゅうし、カラオケということばが一般いっぱんに浸透しんとうした。