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外来語(カタカナ語)

外来語とは日本語における借用語のうち漢語とそれ以前の借用語を除いたものである。おもに西洋諸言語からの借用でありカタカナで表記されることが多いことからカタカナ語とも呼ばれる。

カタカナでの長音表記規定

英語で語尾が-er、-or、-ar、-yなどにあたるものは原則として長音とし長音符号「ー」を用いて書き表す。

語尾に-erが付く語句

コンピューター(computer)
ドライバー(driver)
メーカー(maker)
プリンター(printer)
タイマー(timer)
ユーザー(user)

語尾に-orが付く語句

エレベーター(elevator)
モーター(motor)

語尾に-arが付く語句

カレンダー(calendar)
レーダー(radar)

語尾が-yで終わる語句

アクセサリー(accessory)
エネルギー(energy)
アイデンティティー(identity)
メロディー(melody)
メモリー(memory)
パーティー(party)

語尾が-yで終わる語句

外来語を本来の発音どおりに発声する場合、語形に母音があってもそこに違和感がないときは語尾の音をのばして発音することはありません。しかし、日本人が日常使用する外来語は、外来語本来のアクセントや発音とはかけ離れ、日本人独特の聴覚や認知力で解釈されたものがほとんどです。
たとえば、本来は語尾の母音が実際にのばして発音されない場合でも、他の音節と同様に強勢(ストレス)をおき、のばして発音する人が多いのです。
このため、長音記符号を付けて表記するほうが日本人の発音と一致し、自然と考えられます。
注1:長音符号の代わりに母音字を添えて書く慣用もある。
例) バレエ(舞踊)、ミイラ
注2:「エー」「オー」と書かず、「エイ」「オウ」と書くような慣用のある場合は、それによる。
例)エイト、ペイント、レイアウト、スペイン(地名)ケインズ(人名)、サラダボウル、ボウリング

原語の「V」音には「ヴァ」「ヴィ」「ヴ」「ヴェ」「ヴォ」ではなく「バ」「ビ」「ブ」「ベ」「ボ」を充てる

「V」の例

アベレージ(average)
イベント(event)
オーバーコート(overcoat)
キャラバン(caravan)
サービス(service)
サーベイ(survey)
ネガテイブ(negative)
バイオリン(violin)
バージョン(version)
バニラ(vanilla)
バリエーション(variation)
バルブ(valve)
ビデオ(video)
ベテラン(veteran)
ボーカル(vocal)
ボランティア(volunteer)
ボリューム(volume)
ユニバーサルデザイン(universal design)
リバイバル(revival)
レビュー(review)
レベル(level)

「ti」「di」の表記は「ティ」「ディ」を充てる

「ti」「di」の例

アンティーク(antique)
オーディオ(audio)
クリエーティブ(creative)
コンディション(condition)
ディスカッション(discussion)
ディスプレー(display)
ディレクター(director)
ファンタスティック(fantastic)

例外

アンチ(anti)
イニシアチブ(initiative)
オートマチック(automatic)
チケット(ticket)
チップ(tip)
デジタル(digital)
プラスチック(plastic)
マルチ(multi)
ラジオ(radio)

「チ」「ジ」、「テ」「デ」と書く慣用のある用語も多い
「ティ」「ディ」は外来語ティ、ディに対応する仮名である。
例)ティーパーテイー / ボランティア / ディーゼンエンジン
注1: 「チ」「ジ」と書く慣用のある場合は、それによる。
例)エチケット、スチーム、プラスチック、スタジアム、スタジオ、ラジオ、チロル
注2: 「テ」「デ」と書く慣用のある場合は、それによる。

「ai」「a+子音字+e」「o」など、発音記号が、ei ou などのアクセントのある二重母音になる表記には長音を用い、「ー」を充てる。

「ai」「a+子音字+e」「o」の例

アベレージ(average)
イミテーション(imitation)
インジケーター(indicator)
インフォメーション(information)
エスカレーター(escalator)
エレベーター(elevator)
オーディオ(audio)
オーナー(owner)
オーバーコート(overcoat)
クリエイティブ(creative)
ケース(case)
シェード(shade)
シミュレーション(simulation)
スケール(scale)
スペース(space)
セーフティー(safety)
チェーン(chain)
トレーナー(trainer)
ネーチャー(nature)
ネーム(name)
プレーヤー(player)
ページ(page)
メーカー(maker)
メッセージ(message)
メール(mail)
レーザー(laser)

例外

インターフェイス(interface)
ドメイン(domain)
ボウル(boel)
メイン(main)
メンテナンス(maintenance)
レインコート(raincoat)

「fo」「pho」の表記は「フォ」をあてる

「fo」「pho」の例

インフォメーション(information)
フォーム(form)
フォロー(follow)
フォワード(forward)
フォークダンス(folkdance)
フォルダー(folder)
ユニフォーム(uniform)

例外

ホルマリン(formalin)
プラットホーム(platform) メガホン(megaphone)
イヤホン(earphone)
インターホン(interphone)
プラットホーム(platform)/


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