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査斯査干 (チャスチャガン / Chasichagan)さん
中国内モングル出身 名古屋大学文学研究科東洋史修士課程 26歳

my dream
My dream

-----日本への留学を決めた理由を教えてください。
大学を出て、就職ができまして、1年間ぐらい仕事をやりました。この一年間の中で、宮脇淳子さんが書いた「最後の遊牧帝国」を読み、自分の民族歴史について、知らないことが沢山あると感じました。個人的な民族感情を持たず、客観的な第三者の視点から東洋史について勉強したいという気持ちになりました。日本は専門教授が多く、東洋史の研究環境と資料も最も整っていますので、日本への留学を決めました。

-----来日前に日本語を勉強したことがありますか。
私の母国語はモンゴル語です。学校の勉強の中で、第一外国語が中国語で、第二外国語が英語、第三外国語が日本語でした。高校生から日本語の勉強を始めました。

-----日本語は難しいですか。
モンゴル語の文法は日本語と似ているところがあります。中国の漢字と日本のも似ているところがあります。日本語を勉強している時,教科書の翻訳は大体中国語で書いています。 私はまず中国語の意味をモンゴル語で理解してから日本語を勉強しなければならないので、ちょっと大変なところがありますね。最も日本語が難しいと感じるところは人との会話です。会話する相手によって、日本語が変わって行くので、使い方がなかなか分からないですね。

-----日本のどこに住んでいますか。日本の印象は、来る前と来た後では変わりましたか?
名古屋で住んでいます。内モンゴルと異なる雰囲気があります。方向音痴ですし、一人であまり外出しないタイプなので、にぎやかな感じが全然ないので、静かな都市だと感じています。今、名古屋大学の近くにアパートを借りて、一人暮らしをしています。自転車で3分ぐらいでスーパーに着くので、日常の買い物はとても便利です。学校にも歩いていける距離です。

-----留学して一番ビックリ事は何ですか?
生活ゴミの分別です。ルールがとても細かく決められているところがびっくりしました。日本に来て、ゴミを捨てる日は一番戸惑います。毎回、ゴミの説明書を読みながら、ゴミを分別して片付けています。

-----留学してよかったと思うところがありますか?
一人で異国に生活するのは、不安がいっぱいで、心細いところがたくさんあります。初めて、学校の教授と話したとき、先生から自分より上手な中国語で話しかけてくれました。ビックリしたと同時にほっとしました。同じ研究室で、中国から来ている留学生もいます。その留学生は縁があるみたいで、中国でも同じ大学でした。友達もすぐできて、うれしかったです。皆と日本で出会え、研究だけでなく、人生も新たな出発になると感じたので、良かったと思います。

-----来日してから、自分自身が変わったと思うところはありますか?
中国にいた時、両親に甘えて、生活の辛抱を知らずに大学まで生活をしていました。今の留学生活は一人でたくさんの問題と向き合っているので、自分が成長したと感じています。自分一人のことを考えるだけではなく、家族のことも考えてあげなきゃという意識がでて、やっと大人になったかなという感じがします。

-----日本で、好きな芸能人や俳優さんはだれですか? ?
中国にいた時は木村拓哉しか知りませんでした。でも、日本に来て日本のドラマを見たら、イケメンばかりでいた。その中でも小栗旬と要潤が大好きです。時間があれば日本語の勉強にもなるので、ドラマを楽しく見ています。

-----休日は何をして過ごしていますか。
友達と買い物に行ったり、家でごろごろしたり、学校の近くを散歩したり、運動をします。

-----日本の好きな所や好きな食べものを教えて下さい。
日本料理は嫌いではありません。納豆と寿司は食べれますけど、刺身は苦手です。魚料理は小さい頃からあんまり食べないし、特に生のものは食べる習慣がありません。日本に来てから、羊肉が食べたくて食べたくてたまらないぐらいです。よく友達と一緒にモンゴル料理を食べに行きます。串焼きとホーシュラは美味しいですよ。

-----ホームシックになった時、どうやって対処していますか?
私は泣き虫です。ホームシックの時は、両親に心配をかけたくないので、一人でモンゴル歌を聴きながら泣きます。泣いたらすっきりします。

-----将来、就きたい職業はありますか?
修士課程を終わって、博士学位を取得して、中国の大学の先生になりたいです。

-----最後に、日本にこれから留学を考えている人に、アドバイスがあれば、お願いします。
三点あります。
まず、自分の留学目標と計画をしっかり持っていない人は留学しないほうがよいと思います。留学自体が時間とお金がかかるものなので、ちゃんと留学生活について4-6年間の計画を立てないで留学したら、周りの環境で流されやすいです。
もう一点は、留学の目的を学位を取ればよいという安易な考え方をやめたほういいと思います。学位は留学の最終目的ではありません。消極的な考えを持つ留学生は何人も会ったことがありますが、それは留学の意味がなくなると思います。
最後は,自分の性格と精神は留学生活に向いているかどうかをちゃんと自己分析した上で留学の決断をしたほうがいいと思います。

 

keit
  • 5:30  起床
  • 6:00-12:00 アルバイト
  • 13:00-18:00 学校で授業
  • 19:00-22:00 図書館で勉強
  • 22:30  就寝

学校が留学生のために企画した奈良旅行です。東大寺の近くです。

奈良の鹿です。モンゴルの子羊を思い出しました。十年ぶりに、私と動物がこんな近距離で触れ合うことができました。懐かしい動物のにおいです。

教授のゼミ合宿に参加しました。南知多半島で初めて海を見ました。モンゴルは湖しかないので、興奮しました。

私の部屋です。

 

琵琶湖に行って来ました。近くの神社です。

 

モンゴルの民族衣装です。ダンスのために着ました。 どうですか?綺麗でしょう!

   

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