-----どのように日本に来ましたか?
僕は両親の援助があって、日本に留学出来ました。独立していなくて、ちょっと恥ずかしいのですが、やはり理工系の勉強はとても時間とお金がかかるので、家族の援助が必要です。日本の理工系技術は中国より進んでいる部門が沢山あって、不況の現在でもいい仕事に就けるように、日本の最先端分野の知識を勉強したいです。
-----どのようにして日本語を覚えましたか?
よく聞いてよく見る事で覚えました。自分の経験で言うと、ラジオやテレビを使って視覚と聴覚を相互刺激すると覚え易いと感じました。それとできるだけ日本人と喋ります。せっかく分かった言葉や文法などは使ってみないと自分のものにならないので、できるだけ使うようにしました。日常から日本語の勉強を心掛けて、自分に合う学習スタイルを使えば、日本語を覚えますね。
-----日本の印象は、来る前と来た後では変わりましたか?
変わりました。日本はきれいという見た目の印象はそのままですが、日本でアルバイトを探す事は、思った以上に難しいです。噂されるような好景気は全然見当たらなかったですね。でも、日本語がもっと上手く話せるようになったら、アルバイトの機会も増えるのかなと思っています。
-----・母国に無くて、日本で見つけた“良かったもの”を教えて下さい。
中国で大学在学中に、アルバイトをした事がありますが、日本でのアルバイトの給料の高さにビックリしました。人民元に換算するとお金持ちになった気分でした。でも、日本の物価は中国よりも高いので、バランス的に考えると、給料が高いといっても買える物が少ないと思います。後は日本ではどの店に入っても、店員さんの接客がとても心地良いです。その優しさ溢れる接客は言葉では説明できないので、皆さんも是非、日本に来て体験してみて下さい。
-----一番最近覚えたボキャブラリー、または言い回しを教えて下さい。
「郷に入っては郷に従え」という言葉です。困っている時に友達によく「郷に入っては郷に従え」と言われました。そして日本にいるので、できるだけ日本のすべてを受け入れるようにしています。中国語でも同じような諺がありますが、日本に来てからこの言葉の意味を深く理解出来ました。国が違うと生活習慣や考え方など、違っている事が沢山あり、中国では出来ていた事でも、日本にいると出来なくなる場合があります。しかし、他人の事を尊敬し理解する事で、自分自身も成長していけると感じています。
-----日本へ来て、一番戸惑ったことは何ですか?
毎回、学費の支払いがとても大変だと感じています。
日本でのアルバイトで生計を立てたいのですが、やはり簡単ではないですね。特に私立理工学部の学費は文系より高く、自分の力だけでやって行く事は無理だと思います。いつもギリギリなところまで、家族にお願いするので、申し訳ない気持ちで一杯です。しっかり勉強して今までの分も親孝行をしたいです。
-----ホームシックになった時、どうやって対処していますか?
そうですね。普段は家族に電話したり、一生懸命勉強したりするようにします。
-----将来、就きたい職業はありますか?
社長になりたいですね(笑)その目標を目指して頑張っています。
-----生活圏内で気に入っている、おすすめの場所はどこですか?
図書館です。僕は大好きで、すごくいい場所だと思います。
-----最後に、日本にこれから留学を考えている人に、アドバイスがあれば、お願いします。
日本へ留学するには、いろいろな困難を乗り越える決心を持つべきです。どんなに辛い事があっても諦めずに頑張って下さい。
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